Yoshiya Hirayama


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オマージュ:”廻る墓地”

マージュ:”廻る墓地”
video-installation
video_07:34 min, カラー
ミクストメディア

松澤宥氏の詩 『廻る墓地』(地上の不滅、非製本、1949年?)のオマージュ的なインスタレーション。詩は、「私たちの帰るの何処だろうか」から始まり、
墓地の環境音や死者とも生者ともとれる男女の浮遊感漂うダイアローグが描写される、最後には「私たちの帰るの何処だろうか」と冒頭の一節が記され、
ループする。以前より気になっていた墓地を再度訪れ、記録したものを持ち出し、生と死の営みについて思いを巡らせながら、 量子論の開祖の一人である
マックス・プランク氏の言葉として流説されている「全ては振動であり、その影響である。現実に何の物質も存在しない。全ての物は、振動で構成されている。」
へと辿り着き、彷徨う。生、死、サイクリック宇宙(輪廻的宇宙、振動宇宙)、因果性のジレンマ(鶏が先か、卵が先か)が重なり合いながら、消滅と誕生の
連動をイメージする。